毎年やってくる税金の支払い…。結構大きい出費ですので、できればキャッシュレス決済を駆使してお得に払いたいものです。
国税と地方税では支払い方法が全く異なるので、まずは自分が支払おうとしている税金がどちらなのか確認しましょう。
国税 | 地方税 | |
4月 | 固定資産税[1期] | |
5月 | 自動車税 | |
6月 | 住民税[1期] | |
7月 | 所得税の予定納税[1期] | 固定資産税[2期] |
8月 | 消費税(中間申告分) | 住民税[2期]、個人事業税[1期] |
9月 | ||
10月 | 住民税[3期] | |
11月 | 所得税の予定納税[2期] | 個人事業税[2期] |
12月 | 固定資産税[3期] | |
1月 | 住民税[4期] | |
2月 | 固定資産税[4期] | |
3月 | 所得税、消費税 |
※地方税はお住まいの自治体によって支払い時期が異なるので上記は目安時期
この記事では、地方税(固定資産税、自動車税、住民税)をキャッシュレス決済を使ってお得に支払う方法を解説します。
納付書コード読み込みで支払う(eL-QR、請求書払い)
お家に届いた納付書のコードをスマホなどで読み込んで支払う方法は自宅で完結するので最も手軽で簡単。従来のバーコードに加えて、2023年からは全国共通のQRコード(eL-QR)が導入されており、使える決済手段が増えました。
例えば香川県高松市の例だと、固定資産税と自動車税はeL-QRに対応しているので、PayPay、楽天ペイ、au PAYといったさまざまなアプリで支払い可能。一方で、市民税の納付書にはeL-QRがついていないので、従来のバーコード読み込みとなり、PayPayとPayBしか使えません。
地方税お支払いサイトからクレカ支払い
払込用紙にeL-QRがついていれば、PayPayなどのアプリを使わなくても、「地方税お支払いサイト」から直接読み込むことが可能。
ここからなら好きなクレジットカード、デビットカード、ブランドプリペイドカードなどで決済可能です。
ただし↓のように概ね0.6%〜0.8%程度の決済手数料がかかります。
スマホ決済アプリ(楽天ペイ、au PAYなど)で支払う
納付書のコードをスマホ決済アプリで読み込んで納税することも可能です。この方法なら決済手数料はかかりません!
eL-QRに対応するアプリは↓のとおり。
ただし、どのアプリも決済時のポイント還元は基本的にありません!
例外的にau PAYは5のつく日または8日に支払うことで抽選対象に、ファミペイは決済1回あたり10円の還元があります。
PayPayとd払いは地方税支払いに対するお得度は皆無!
PayPayはPayPayマネー(銀行口座からのチャージ分)しか使えないためお得という観点からは使うメリットがありません。PayPayあと払いも還元はありません。
d払いについても銀行チャージ残高しか使えず、クレカ紐付け払いは不可。dポイントも利用できません。
PayPayとd払いは銀行チャージのみ請求書払いに対応で還元を得る手段はない。ポイントの利用もできない。
(結論)お得なのは楽天ペイとau PAYの2択
楽天ペイであれば、コンビニで楽天キャッシュPOSAカードを購入できるので、キャッシュレス決済の活用やキャンペーン等でお得にチャージできます。
また、現在Android端末限定ですが、楽天Edy残高を楽天キャッシュに交換することも可能です。
さらに、期間限定を含む楽天ポイントも利用可能なのでポイント消化にも有効です。
また、au PAYはAMEXやMasterCardで簡単にチャージ可能(5万円/月)できるので、これらのカード実績を作りたい時は有用です。(AMEX→au PAYチャージはポイント還元率が半分になりますが)
楽天ペイはコンビニでPOSAカードを買ってチャージできる。
au PAYはAMEXでチャージ可能なのでクレカ決済修行に使える。
コンビニで支払う(ファミペイ、nanaco、waon)
楽天ペイやau PAYが対応していない住民税を払う場合や、領収書が必要な場合はコンビニに納付書を持ち込んでレジで支払うことも可能。その場合は、
- ファミマ→ファミペイ
- セブンイレブン→nanaco
- ミニストップ→waon
で支払うことが可能。
ファミペイに関してはアプリでのコード読み込み決済と同じく、1回あたり10円の還元がありますが、税金の種類によっては支払えないことがあります。
↓の手順でお持ちの納付書が使えるかどうか確認可能なのでファミマに行く前にチェックしましょう。
nanaco、waonは税金払い時の還元はありませんが、ほぼ全ての地方税が支払い可能です。ただし、チャージ上限が5万円/枚なので、それ以上の支払いが必要な場合は注意。
nanacoの場合は複数のnanacoカードがあれば、5万円を超える納税にも対応可能!
一方、waonは複数枚併用決済には対応してないので、5万円を超える部分については現金で払う必要があります。
nanacoやwaonの税金決済で還元はありませんが、クレカチャージ時に還元を得ることができます。ただ、多くのカードで残念ながら還元対象外となっていますので、お手持ちのクレカの還元条件をチェックする必要があります。
地方税キャッシュレス決済まとめ
納付書コード読み込み支払い
- 自宅で完結するので簡単
- 楽天ペイとau PAYがおすすめ、PayPayとd払いはお得度低い
- eL-QRに対応していない税目(住民税)は払えない自治体もある
コンビニのレジで支払い
- 領収書が必要な場合は店頭払い
- ファミペイ、nanaco、waonが対応(モバイルnanaco、モバイルwaonもOK)
楽天ペイなどのアプリを初めてダウンロードする場合はポイントサイトを経由するとお得!時には1,000円以上もらえることも…!!
ポイントサイトに新規登録する際に特典が得られる招待リンクは↓にまとめてありますのでよかったらご利用ください!