本記事は過去の内容を含みます。
2/10より、Kyashのクレジットカード紐付け時の還元率が0.2%に低下したため、二重取りの旨味はほとんどなくなってしまいました。
うわーー!kyash改悪きつい!
2/10より、クレカでチャージした残高での買い物時の還元率がなんと0.2%に激減😇
これならauPAYプリペイドとかでいい😂
実質、クレカとの二重取りは終わったかも。https://t.co/W0WDDaOOmW pic.twitter.com/1rP2zRMKul
— ペイの実 (@paynomi) January 28, 2021
Kyashとは
- 1%還元のプリペイドカード(Kyash Card発行済み)
- クレジットカードからチャージでポイント二重取り可能
- ほとんどのVISA加盟店(ネット・実店舗)で利用可能
Kyash Card(新しいKyash)
メリット
- 還元率1%(以前のカードは0.5%に改悪)
- ICチップ搭載→使える店が増える&サインレスに
- VISAタッチが使える
- 海外でも使える(手数料は高いのでメリット薄)
- 利用限度額が増える(ただし1%還元対象は月12万円のまま→1,200pt/月)
- 累計100万円上限による再発行不要
デメリット
- 発行手数料900円(5年に1回)
- 3Dセキュアなし→QR決済との連携ほぼ不可
QRコード決済のキャンペーンによる高還元は魅力ですが、残念ながら使えないお店も多いですよね?
また、基本還元率に関しては、PayPayが還元率0.5%に、楽天ペイに至っては0還元に改悪されています。
そこで活躍するのがKyash。
QRコード決済や電子マネーのようにクレジットカードと紐づけてポイントを二重取りできるプリペイドカードです。
Kyash Cardが1%還元なので、楽天カードなど1%還元のカードと連携すれば合計で2%還元。安定して2%還元を受けられる手段は貴重です!
例外はありますがVISAカード加盟店なら原則使えます。これさえ持っていれば隙なし。
そんな持っていて損はない便利でお得なKyashの特徴と使い方、さらに2020年3月から新しくなった「Kyash Card」のメリット・デメリットに関してまとめました。
Kyash(キャッシュ) – 誰でも作れるVisaカード
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Kyash Card支払いで1%還元
Kyashとは手持ちのクレジットカードからチャージできるプリペイドカードを発行できるサービスです。
還元率はアプリダウンロード時点では0.5%ですが、後述するKyash Cardを発行すると1%となります。
支払いから概ね3〜7日で「Kyashポイント」として還元されます。
Kyashポイントの使い方
貯まったKyashポイントを支払いに使うには残高にチャージする必要があります。
まず、Kyashアプリのウォレット画面の「ポイント」をタップします。
次の画面で1円単位で任意の額を指定し、チャージします。
Kyashとクレジットカードで二重取り
Kyashへのチャージに使ったクレジットカードのポイントも二重取りできるので、例えば楽天カード(還元率1%)ならば実質2%還元となります。
オートチャージが設定できるのでチャージの手間も特にありません。
仮に残高がまったく残っていない状態で支払いを行おうとした場合でも、自動的に即時チャージされて決済が完了するので、一旦設定を行えば面倒なチャージ操作は一切不要です。事前チャージが必要なのは個人間送金を行うときだけですね。
Kyash支払いの注意点
残念ながらKyashは、公共料金などの毎月の継続的な支払いや自動更新手続きには使えません。
参考までに、僕が検証したKyashを使えた例、使えなかった例は次の記事に随時更新しています。
キャッシュバック対象外の取引
以下の取引はキャッシュバック対象外ですので注意してください。プリペイドカード類へのチャージや、税金の支払い、金券の購入などが該当します。
Kyashポイント還元対象外となる取引
- 売上未確定のままのお取引
- 交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- 税金のお支払い
ふるさと納税、税金各種- 公共料金のお支払い
Kyash Visaカードがご利用いただけない場合もございます。- 寄付金のお支払い
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入- 郵便局の販売サイトでのお支払い
- 造幣局の販売サイトでのお支払い
- 代金未回収が発生しているお取引
- 本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引
【引用元:Kyash HELP-Kyashポイントについて】
新しいKyash Cardの特徴
新デザインのKyashリアルカード(Kyash Card)が2020年2月末よりリリースされました。
アップデートしたKyashアプリから発行することが可能です。
色はシルバー、ピンク、ネイビーから選ぶことができます。
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新しくなったKyash Cardのメリット・デメリットをまとめておきます。
Kyash Cardのメリット
Kyash Card発行するメリットは多いので、Kyashを利用するならぜひ発行することをオススメします。
プリペイドで還元率1%は超高水準 Liteは0.5%に改悪
Kyash Cardの還元率は1%ですが、これはクレカでチャージできるプリペイドカードの中では超高水準の部類。
dカードプリペイドや、au PAYプリペイドなどは0.5%還元です。
これまでは水色のKyashリアルカード(Kyash Card Liteに改称)も1%還元だったのですが、5月より0.5%還元への改悪が決まっています。
1%還元を受け続けるためには新しいKyash Cardを発行するしかありません。
ICチップ搭載で暗証番号設定、サインレス決済可能に
これまでのKyashリアルカードは、磁気ストライプ読み取りしかできなかったため、ほとんどの場合、サインを求められて面倒だったのですが、新しいKyash CardはICが搭載されたため、暗証番号が設定できるようになりました。
これにより、レジにIC読み取り端末しかなくてこれまで使えなかったお店でもKyashで支払えるようになります。
また、暗証番号入力でサインの手間が省け、セキュリティも向上しています。
引用元:一般社団法人日本クレジット協会
VISAタッチ決済(NFC Pay)可能で素早くスマートに支払える
Kyash CardはVISAタッチ対応なので、加盟店であればかざすだけで支払い可能。
素早くスマートに支払えて便利ですね。
メインで使っているクレジットカードがたとえVISAタッチや、iD、QUICPayなどに対応していなくても、Kyashを仲介すればどんなカードでも(VISAかMasterCardなら)かざす決済が可能になるわけです。
iDやQUICPayといったFeliCaは日本の規格なのに対し、VISAタッチはNFCという国際基準。よって日本では今のところまだ使えるお店は限られています。(ローソン、マクドナルドなど)
しかし、全世界で使われている規格なので、すぐに広まるのではないかと予想します。
海外でも使える(ただし手数料は高い)
新しいKyashカードは海外のお店でも使うことができます。(水色のKyash Card Liteは海外オンライン決済のみ可能)
VISAタッチも海外では使えるお店が多いのでスマートに支払うことができます。
ただし、Kyashでの還元率アップを狙っての海外利用は要注意!還元率だけではなく、海外決済手数料も考慮しなくてはいけません。
例えば1ドル=100円のときにアメリカで100ドルの買い物をした場合、カードには1万円に事務手数料分が加算されて請求されます。
Kyashの海外事務手数料3%に対し、楽天カード(VISA)はわずか1.63%
Kyashでたとえ還元率が2倍になろうとも、手数料負けしてしまうのです。
Kyash + 楽天カード | 楽天カード(VISA)で直接 | |
海外決済事務手数料 | 3% | 1.63% |
請求額 | 10,300円 | 10,163円 |
獲得Kyashポイント | 103 | 0 |
獲得楽天ポイント | 103 | 101 |
実質出費 | 10,094円 | 10,062円 |
kyashのヘルプ更新されてました。
やはり海外リアル店舗の手数料3%です。この水準だと還元率1%増えるとしても手数料負けするので、kyashを海外で使うのは地雷です。
素直にクレカで直接払いましょう。https://t.co/Gqe8SU5ilR https://t.co/BkHKqOfX6i pic.twitter.com/2etzJSSGoB
— ペイの実 (@paynomi) March 4, 2020
海外で使うときはこのことを理解しておきましょう。素直にクレカで払った方が無難です。
決済限度額が大幅にアップ(ただし還元対象上限は増えない)
Kyashカードを発行することで決済限度額が大幅に増えます。
高額な支払いが発生しても月100万円までならエラーになることなく決済可能。
ただし、月あたり還元対象額は12万円のままなので、それ以上使った部分に関しては還元率0となります。
言い換えれば、どれだけ使っても月1,200pt以上は付与されないということです。(キャッシュレス消費者還元事業分は除く)
Kyash Card | Kyash Card Lite | バーチャルカード | |
1回あたり決済上限 | 30万円 | 5万円 | 3万円 |
月あたり決済上限 | 100万円 | 12万円 | 12万円 |
月あたり還元対象額 | 12万円 | 12万円 | 12万円 |
還元率 | 1% | 0.5% | 0.5% |
月あたりpt還元上限 | 1,200pt | 600pt | 600pt |
なお、決済限度額は上限以内であれば自分で自由に設定可能なため、使いすぎる心配はありません。
累計100万円上限による再発行不要
Kyash Cardは累計利用上限によるカード更新の必要がありません。
従来の水色のカード(Kyash Card Lite)は、累計利用額が100万円を超えると、カードの有効期限が残っていたとしても強制的に再発行を強いられてしまいます。
メインカードとして使っていれば100万円程度は1、2年で達してしまいます。その度に再発行させられるのは面倒ですし、後述するように発行手数料も都度かかってしまいます。
新しいKyash Cardであればこの累計額上限が撤廃されているため、有効期限の5年間は使い続けることができます。
Kyash Cardのデメリット
Kyash Card発行の際、気になるのはやはり発行手数料900円がかかることでしょうか。
また、新しいKyash Cardも相変わらず3Dセキュアは非対応。楽天ペイ紐付け不可になり、Origami Payはサービス終了が決まっているので、スマホ決済とクレカを合わせた三重どりは難しくなっています。
発行手数料900円かかる(5年に1回)
kyash Card発行には900円の手数料がかかります。年会費は無料ですので、このコストがかかるのはカード更新時期である5年に一回です。
ICチップ搭載、VISAタッチ対応と利便性も高くなっている上、5年間で9万円使えば元が取れるので、僕は高いコストだとは思いません。
すでに水色のカード(Kyash Card Lite)を持っている人に関しては、新カードにアップデートしなくても0.5%還元は引き続き得られるので、しばらく様子見でもいいかとは思います。
その際は、累計利用額が100万円を超えると、Liteの場合、再発行手数料300円がかかってしまいます。
スペックの劣る水色カードを有料で再発行するのはさすがにオススメできません。
Kyash Cardにアップデートすれば累計利用額100万円上限がなくなるので、ほとんどの人にとってトータルコストは下がる方向になると思います。
損得勘定でkyashの新カード申し込むタイミングの考え方
1️⃣水色カード還元率が改悪される4月までに
2️⃣水色カード累計利用額100万に達するまでに
3️⃣なんらかのキャンペーンくるまで待つ
の3パターンがあると思います。
2️⃣は忘れがちなので要チェック。水色カード累計100万使うと強制再発行です。 https://t.co/bRvNOlg89G pic.twitter.com/KhfoNnaf9a
— ペイの実 (@paynomi) February 25, 2020
3Dセキュア(本人認証)非対応
新しいKyash Cardに限ったデメリットではありませんが、Kyashは3Dセキュア非対応のため、オンライン決済で使えないことがあります。
また、現在はほとんどのQRコード決済アプリとうまく連携することができません(Origami Payは可能だがサービス終了予定)。
このため、Kyashは基本的にはリアルカードを使った決済もしくはQUICPay+(Google PayまたはApple Pay)で使うことになります。
PayPay | モバイルSuica | Google Pay/Apple Pay | |
Kyash紐付け可否 | ○ | ○ | ○ |
クレカ還元 | 1% | 1% | 1% |
Kyash還元 | 1% | 0% | 1% |
アプリ還元 | 0% | JREポイント対象店のみ | – |
合計還元率 | 2% | 1% | 2% |
備考 | PayPay還元対象外・限度額低い | Kyash還元対象外 | おサイフケータイ付きAndroid端末、iPhone7以降 |
KyashとPayPay
PayPayではKyashで残高にチャージは不可ですが、クレジットカード払いでKyashを選択することができます。
しかし、その場合PayPayボーナスが一切還元されません。
また、Kyashは本人認証(3Dセキュア)非対応のため、PayPay支払い限度額が月5,000円となります。これは流石に少なすぎますね。
KyashとモバイルSuica
モバイルSuicaへのチャージにKyashを経由することは可能です。
しかしながら、Kyashポイント対象外です。
メリットは少ないですが、楽天カードなどSuicaチャージがポイント付与対象外カードでも、Kyashを経由することでクレジットカードの還元だけは受けることができます。
KyashとGoogle Pay、Apple Pay
おサイフケータイ対応のAndroid端末またはiPhone7以降であればQUICPay+を使うことができるので、Kyashで非接触決済が可能になります。
スマホのタッチ決済の還元率を1%底上げできるのは非常に便利ですね!
Kyash Cardまとめ
Kyash Card(新しいKyash)
メリット
- 還元率1%(以前のカードは0.5%に改悪)
- ICチップ搭載→使える店が増える&サインレスに
- VISAタッチが使える
- 海外でも使える(手数料は高いのでメリット薄)
- 利用限度額が増える(ただし1%還元対象は月12万円のまま→1,200pt/月)
- 累計100万円上限による再発行不要
デメリット
- 発行手数料900円(5年に1回)
- 3Dセキュアなし→QR決済との連携ほぼ不可
2019年は常にお祭り状態であったQRコード決済の還元率は低下傾向。
基本還元率は、PayPayが還元率0.5%に、楽天ペイに至っては0還元に改悪されています。
そこで活躍するのがKyash。安定して2%還元を受けられる手段は貴重なので是非持っておくべし。
これからカード発行するなら断然、新しい「Kyash Card」がオススメです。
発行手数料900円かかってしまいますが、すぐに元は取れますし、ICチップ搭載、VISAタッチ対応で利便性も優れるので、発行するべきと考えます。
2019年は楽天ペイやOrigami Payと連携させてポイント三重どりができたのですが、現在はこのような方法はほとんど不可能となってしまいました。
このため、物理カードを使うか、Apple PayやGoogle Payに登録して支払うのが主な使い方となります。
Kyash(キャッシュ) – 誰でも作れるVisaカード
Kyash無料posted withアプリーチ