メルペイの「定額払い」とは…
→手数料年率15%のいわゆる「元利定額あとリボ払い」
計画的に利用しないとお金を払い過ぎてしまう危険あり
メルペイスマート払いは必ず翌月中に残高払いで精算すべし
メルペイの「定額払い」
若い人はサブスクかなんかと勘違いしそうですよね。
毎月定額で買い物できるサービスか、便利じゃん!!って。
それがリボ払いです。
— ペイの実 (@paynomi) July 14, 2020
メルペイスマート払いの新たな精算方法として「定額払い」ができるようになりました。
一見して便利そうに思えるのですが、これはクレジットカードで言うところの「リボ払い」と全く同じシステム! 仕組みをよく理解せずに安易に手を出すと大損することに繋がりかねません。
この記事では、メルペイの「定額払い」の概要とリスクを注意喚起するとともに、どうしても分割払いしたいときに取るべき選択肢も紹介します。
メルペイ「定額払い」の概要
メルペイ定額払いとは、クレジットカードで言うところのいわゆる「あとリボ」サービスです。購入翌月に精算方法として手動で選択することになります。
メルペイ定額払いはなぜ危険なのか
一見すると毎月の支払いを定額にできるなら便利だなと思えるかもしれませんが、メルペイの定額払い=リボ払いなので手数料を余計に支払う必要があります。
メルペイ定額払い手数料:実質年率15%
例として、メルペイ公式ページの図解の通り、6万円の買い物をして定額払いで毎月1万円返済した場合どうなるかを示します。
支払い6ヶ月目までの返済額は毎月1万円ですが、その内訳は月ごとに異なっていることがわかるかと思います。返済初期は残債が多いため手数料充当の割合が大きくなり、元金がなかなか減っていかないのです。そして最終的には一括払いに比べて2,768円ほど損する計算になります。
メルペイ 定額払い=元利定額リボルビング方式
毎月の返済額が一定のため支出を管理しやすいが、借入残高が多い返済初期は、元金に対して利息分の割合が大きいため元金が減りにくい
メルペイ 定額払い
ネーミングや表現に関しては目をつぶったとしても、6万円のソファーを定額払い(年利15%)で毎月1万円返済した場合に6回で支払いが終わるように見えるこの図は普通に嘘なので改善を求めたいです。 https://t.co/wEMmKN4mGJ pic.twitter.com/Q3HCcPBkZF
— ペイの実 (@paynomi) July 15, 2020
一回きりの買い物をリボ払いするぶんには、順調に返済していけばいずれ完済できるので、大怪我する可能性はそれほど高くありません。
ですが、月々返済額の増額や繰上げ返済を行わないまま、毎月リボ払いを使っていると、返しても返しても元本が減らなくなっていき、気づいたら大きな負債を抱えているということになりかねません!
メルペイ定額払い
今見たら、図がサイレント修正されてて草www
訴えが届いたようでよかったです😂https://t.co/LJ45FsneeY https://t.co/QebrWxvYrg pic.twitter.com/XkZPIHHdnw
— ペイの実 (@paynomi) July 16, 2020
メルペイスマート払いの正しい使い方
メルペイスマート払い(=あと払い)自体は便利な仕組みであり、適切に使えば損することは全くありません。
スマート払いの損しない精算方法は翌月中に遅延なく残高払い、これ一択です。
手順は↓の記事に示すとおりです。
その他の精算方法や定額払いを使ってしまうとなんらかの手数料を払わされる羽目になります。
どうしても分割払いしたいときは…
リボ払いはヤバい!
そうは言っても、持ち合わせがなくても、どうしても買い物したいことだってありますよね。
そんなときはメルペイじゃなくて、ちゃんとしたクレジットカードを使いましょう。
クレジットカードの2回払いは基本的に手数料無料
リボは使っちゃダメ!と言われても、お金ないけど欲しいものあるからしゃーないという人もいるでしょう。
わかります。僕もかつてはギリギリで生きてました。
そんなときはクレカの「二回払い」を使うのです。支払いは先延ばしできるけど手数料はかかりません。
二回払いで足りないなら諦めよう。
— ペイの実 (@paynomi) July 16, 2020
クレジットカードでの支払い時に、分割回数を指定できますが、2回払いまで基本的に手数料無料で、完全にノーリスクです。
お金がなくてピンチでも買い物しなくてはならない場合、まずは2回払いでなんとかならないか考えてみましょう。
メルカリでの買い物の際もクレカ2回払いが使えます。
クレカのリボ払いのほうがメリット、優遇あり
推奨はしませんが、どうしてもリボ払いを利用したいなら、例えば楽天カードなら「元金定額リボルビング方式」なので、同じ利率でも、メルペイの定額払いよりは手数料を抑えやすいです。
「元金定額リボルビング方式」は手数料を含んだ月々支払額は一定にはなりませんが、元金は一定のペースで返済されていくのでメルペイの定額払いよりはマシです。
一口にリボ払いと言っても、カード会社によって仕組みは様々なのでよく理解した上で計画的に使わねばなりません。
あえてリボ払いすることでポイント還元率が上がったり、ショッピング保険が適用されたりといったメリットもあるので、手数料を払ってもお得だと判断できれば使う選択肢もありです。(あくまで計画的に!)