- 阪急阪神グループが運営する関西限定の共通ポイント
- 百貨店のほか、スーパーなど様々な場所で貯まる
- 阪急、阪神などの乗車で貯まる、通勤通学でどんどん貯まる
- はぴeポイント経由で光熱費に充当、Tポイントにも交換可能
Sポイントは、関西住まいであれば、楽天ポイント、Tポイント、dポイント、Pontaポイントに並ぶ第5の共通ポイントです。
阪急・阪神百貨店のほか、関西限定ではありますが、スーパーやショッピングセンターなど、4大共通ポイントが貯められない多くのお店で、Sポイントなら貯めることができるのです。
さらに、PiTaPaで阪急電車や阪神電車に乗るだけで溜まっていくので、通勤や通学で利用していれば、バカにならない額が知らないうちに溜まります。
関西在住であれば絶対に得するSポイントの貯め方とおすすめの使い方を紹介します。
Sポイントの貯め方
阪急阪神グループの
いろんなポイントが、
ひとつになりました。
Sポイントは、阪急阪神グループ施設をはじめ、
さまざまなScene(場面)で「たまる」「つかえる」
Special(特別)なポイントシステムです。
今までバラバラだった各カードのポイントが、ひとつに結ばれます。
もともとTSUTAYAのポイントだったTポイントが共通ポイント化して色々なお店で貯まるようになったのと同様に、かつて阪急阪神グループのSTACIAポイントが共通ポイント化したものがSポイントです。関西限定ではありますが、貯めるチャンスはTポイントなどと同じくらい多いのでぜひ利用しましょう。
Sポイントを貯められるカードの種類
Sポイントは残念ながらスマホアプリ提示で貯めることはできません。カードを持ち歩く必要があるのですが、PiTaPaは関西で私鉄に乗る際にどのみち持ち歩かなければならないので、かさばるということはないと思います。また、PiTaPaを使わない人やクレジットカード機能がいらない人向けにも様々な種類のカードが用意されています。
PiTaPaの種類に関してはこちら↓
Sポイントを貯められるカードには大きく分けて4タイプがあり、それぞれ、ポイントが貯まる条件が異なります。
支払いに関しては基本的には高還元率カードやスマホ決済を使った方がいいと思うのでので、クレジット機能はさほど重要ではありません。Sポイントは交通利用と、店頭でのカード提示で貯めましょう。
STACIA PiTaPa NC | STACIA PiTaPa | STACIAカード | Sマーク付きポイントカード | |
交通利用 | ○ | ○ | × | × |
クレジット利用 | × | ○ | ○ | × |
店頭提示 | × | ○ | ○ | ○ |
各カテゴリーごとにたくさんの種類がありますので全ラインアップはこちらでご確認ください。
STACIA PiTaPa NC
STACIA PiTaPa NCは阪急阪神グループが発行するPiTaPaのうち、クレジット機能が省かれたものです。通常のPiTaPaに交通利用でSポイントが貯まる特典を付与したものと考えてください。クレジット機能がないので買い物でSポイントは貯まりません。
コンビニなどでPiTaPa機能を使って買い物した時に付与されるのはショップdeポイントといって全く別のポイントです。還元率が0.1%と低すぎるのであまり出番はありません。
また、店舗で提示してもポイントは基本的に付きません。(磁気ストライプが非搭載なので付与できない)あくまでも交通利用専用と考えましょう。クレジットカード機能がない分、年会費を考えなくていいメリットはあります。
STACIA PiTaPa
STACIA PiTaPaはSポイントカード、クレジットカード、PiTaPaが一体になったカードと考えてください。クレジット利用の還元率は優待店舗を除いて0.5%しかないので、メインカードとしては力不足。ですが、表のとおり、交通利用と店頭提示の両方でポイントを貯められるのがこのタイプしかないので、一枚で済ませようと思えばクレジット機能をつけるしかないのです。
STACIA PiTaPaにも多くの種類がありますが、通常はエメラルドかペルソナで自分に合ったものを選べば良いと思います。貯まるお店のところで後ほど説明しますが、違うのは阪急百貨店、阪神百貨店での還元率と年会費だけです。
STACIAカード
上述のSTACIA PiTaPaからPiTaPa機能を省いたものです。PiTaPaは1年間に一度も使用しなかった場合、維持管理料1000円がかかるので、PiTaPaで電車に乗らない人はこちら、と言いたいところですが、クレジットの還元率が低いのであまり旨味がありません。これを作るくらいなら次に説明するポイントカードで十分かと思います。
Sマーク付きポイントカード
シンプルにSポイントを買い物で貯めるだけのカードがこちらです。発行した店舗によってデザインが異なりますが機能は基本的に同じです。(Edy、littaなど電子マネーを内蔵したカードもあります。)
年会費無料なので買い物がメインの方はこちらで十分です。
交通利用でのSポイントの貯め方
PiTaPa機能付きのカードなら、交通利用でSポイントが貯まります。還元率は低いですが、PiTaPaは回数割もありますので、ある程度利用するなら高還元率カードでチャージしたSuicaを総合的に上回る場合もあります。
PiTaPa交通利用のSポイント基本還元率 0.5% (NCカードは0.1%)
対象:阪急、阪神、能勢電鉄、北大阪急行、北神急行、神戸高速、阪急バス、阪急田園バス、大阪空港交通、阪神バス
土日祝限定で乗り継ぎや、タクシーとの乗り継ぎなどでもボーナスポイントが貯まりますが、狙って使うのは難しいです。
最も大きいのは阪急または能勢電鉄で区間指定割引運賃が適用された場合10%還元されることです。
区間指定割引が適用されると、1ヶ月定期代が請求されるのですがその10%が還元されます。通勤や通学を阪急で行なっているとほぼ毎月付与されます。
通常利用の0.5%に加えて、区間指定割の10%がボーナスで還元されています。毎月598ポイントは大きいですね!
5月や8月など、休みが多い月は区間指定割が適用されるまで乗らないのでこのボーナスはもらえませんが、その場合は交通費自体が安いのでどっちにしても定期を持つよりお得ですね。
買い物でのSポイントの貯め方
例えば優待店であるグランフロントならSTACIAカードの決済還元率は3%もあるので、提示1%と合わせて4%還元となります。
高還元率の優待店はそれでOKですが、STACIAカードの基本還元率は0.5%しかないので、支払いはPayPayなどのスマホ決済や高還元カード、Kyashなどで行う方がいいこともあります。その場合はSポイントカード提示後、他の決済手段で支払えば二重取りすることが出来ます。
ショッピングセンター
グランフロント大阪、阪急三番街、阪急西宮ガーデンズ、HEP FIVE、ナビオ ダイニング、NU chayamachi、NU chayamachiプラス、野田阪神ウイステ(専門店) 、エビスタ西宮 、G・コレクション阪急宝塚、ロサヴィア、ミング・阪急高槻、ディアモール大阪、イーマ、阪急32番街 空庭Dining、阪急17番街、阪急サン広場地下通り商店街、梅田阪急ビルオフィスタワー15階、新大阪阪急ビル、ミズノオオサカ茶屋町、茶屋町あるこ、阪急伊丹リータ
(以上、1%還元)
スーパー
イズミヤ、カナート、はやし(1%)
阪急オアシス、関西スーパー(0.5%)
その他、優待店はこちら↓
ショッピングセンターのほか、日常使いするスーパーでもコツコツ貯めることができます。
阪急・阪神百貨店でのSポイント付与
阪急百貨店、阪神百貨店ではポイント付与ルールが全く異なるので注意が必要です。カードの種類によっても還元率が異なってきます。
エメラルドSTACIA (PiTaPa) | ペルソナSTACIA (PiTaPa) | ペルソナSTACIA AMEX | Sマーク付きポイントカード | |
還元率 | 3% | 5〜10% | 10% | 1% |
年会費 | 1,250円 (実質無料) |
2,000円 | 14,000円 | 無料 |
決済 | 現金 or STACIAカード決済となり他との二重取り不可 | 他のクレカ、スマホ決済などなんでもOK |
クレジットカード機能つきSTACIAカードを提示すると、優待ポイントが付与されるのですが、支払い方法が現金もしくは提示したカードでの決済に限定されてしまいます。
幸か不幸か、阪急・阪神百貨店はPayPayなどのスマホ決済が使えてしまうので、最もお得な支払いかたは、多くの場合Sマーク付きポイントカードを提示してスマホ払いのことが多いです。
Sポイントおすすめの使い方
Sポイントは百貨店で買い物に使ったり、景品や商品券に交換できます。
もちろんそれでもいいのですが、買い物に充てるのは、その買い物での還元のチャンスを逃すことになりますし、ポイントだからといって無駄遣いしがちですよね。
Sポイントは、関西電力の「はぴeポイント」に交換するのをおすすめします。
はぴeポイントは光熱費の支払いに使えますし、Tポイントにも等価で交換できます。
Sポイントをはぴeポイントに交換する
Sポイントを「はぴeポイント」に交換する手順を説明します。
Sポイントメンバーサイトにログインし、「ポイント交換」→「このポイントを使う」→「提携ポイント交換コース」を選択します。
はぴeポイントは画像のように等価交換です。1,000ポイント以上、100ポイント単位であることに注意してください。はぴe会員番号と交換するポイント量を入力し確認すれば完了です。実際に交換が反映されるのは1週間から10日後です。
ちなみに、はぴeポイント→Sポイントの交換も同じレートで可能です。
はぴe会員番号の確認方法
「はぴeみる電」にログイン後、「はぴeポイント」をクリック、
「はぴeポイントクラブ」へ遷移します。
「WEB会員証」をクリックすることで10桁の会員番号が確認できます。
はぴeポイントを関電の料金に充当する
「はぴeポイントクラブ」の「ポイントをつかう」→「電気料金・ガス料金の支払い」に進むと、「はぴeポイント」、「Tポイント」、「JALマイル」が電気代、ガス代に充当できることが確認できます。
対象メニューを確認し、ポイント利用料を入力すれば完了です。
これでポイントを投入した分だけ、翌月のガス請求金額が減額します。
はぴeポイントを他社ポイントに交換する
はぴeポイントは光熱費に使えるだけでなく、交換先が多いのもメリットです。
中でもTポイントは等価交換(100 はぴeポイント→100 Tポイント)なのでおすすめです。
Tポイントはウエルシアで使う(ウエル活)のほか、ネオモバで投資すれば現金化も可能です。
そのほか、楽天ポイント、dポイントなどは、100はぴeポイントで80ポイントと交換。
JAL/ANAマイルは、100はぴeポイントで50マイルです。
Sポイント 貯め方と使い方 まとめ
Sポイントは関西住まいであれば4大共通ポイントに匹敵するくらい貯める機会があり、通勤通学にSTACIA PiTaPaを使えば爆発的に貯まるのでぜひ利用しましょう。
はぴeポイントを介して光熱費に充てられるので使い勝手も上々です。
ただ、カードの種類が非常に多く、どれを選ぶか迷ってしまいますね。
クレジット利用の還元率が弱いこと、スマホ決済の出現で阪急・阪神百貨店での優待が相対的にイマイチになってしまったことから、以下の2パターンをお勧めします。
カードを1枚にまとめたい場合
→エメラルドSTACIA PiTaPa
年会費を気にしたくない、阪急・阪神百貨店で二重取りしたい
→交通利用:STACIA PiTaPa NC、買い物:Sマーク付きポイントカード
エメラルドSTACIA PiTaPaのクレジット機能を使うことはまず無いですが、年に1回クレジット利用しないと年会費1250円取られてしまいますので忘れず利用しましょう。
また後者の場合、交通利用の基本還元率が0.1%しかなく、2枚持ちの煩わしさもありますが、Sポイントメンバーサイトから2枚のカードのポイントを合算することが可能なので実用上でなんら問題はありません。